2007年10月02日

思うのは勝手、は困る

「はい、山岡商事でございます」
「私、藤井水産の藤井と申しますが、山岡社長をお願いできますか?」
「申し訳ございません。社長はただ今、出かけていると思います」
「・・・・・・はい?」
「社長は外出していると思います」
「えーっと、思いますっていうのは・・・いるかも知れないということですか?」
「いえ、社長は外出して不在だと思います」
「・・・・・・・・・ご不在なんですね」
「そうだと思いますが」
「昨日、山岡社長から、今日の、この時間に電話をくれと言われて、
こうして電話をかけたわけなんですが・・・・・・大事な用件なんです。
あのぉ・・・・・・・・・ご不在は確か、なんでしょうか?」
「失礼ですが、何度同じ質問をされても、答えは同じです。
社長は出かけていると思います!」

「こっちは、オマエがどう思うかなんて知ったこっちゃないんだよ!
社長室に見に行くなり、きちんと確認してから返事を寄こせ!」
藤井水産の藤井さんはそう思ったはずです。



被害は少ないけれど地震で停電、断水となり、
各家庭に人数分の食料と水が配給されることになります。
「なんで5人家族なのに、配給が3人分しか届かないんですか!」
物資を配給する本部に女性が怒鳴り込んできます。
「まぁまぁ、奥さん、何もそんなに怒らないでくださいよ。
ちょっとした手違いか何かなんですから」
「どういう配給の仕方をしているんですか! まったく」
「奥さん、何も・・・こっちだって悪気があったわけじゃないんですから」
「悪気があって、たまるもんですか。この非常時に」
「私どもは、奥さんの家は3人家族だなと思った。だから、3人分でいいなと」
「はぁー? なんでですか。何を、どこから、3人家族だと思ったんですか。
その根拠はいったいなんなんでしょうか?
申請書に5人家族とはっきり書いて提出したはずですけど」
「はい、はい。確かに今、提出いただいた書面を確認してきました。
奥さんのところは5人家族。おっしゃるとおりでした。
でも、そんなにムキになって怒るほどのことではないでしょう」
「さっきからなんですか、その謝り方は。悪いと思ってないんですか?」
「いやいや。私どは、あくまでも奥さんの家は3人家族だなと思ったわけです。
いいですか。これは、もう奥さんが怒ろうと怒鳴ろうと紛れもない事実なんです」
「だから、なんで勝手に3人家族と思ったのかって聞いてるんです!」
「なんでって・・・ハハハハ。奥さんも訳の分からないことを言う人だなぁ。
なんでって、3人家族だと思ったからでしょう。・・・まったく分からん人だ」

「私が、そう思ったんだから、しょうがないじゃないですか」
ここまで話が通じない相手としゃべっていると、暴れたくもなります。
でも、こういう人っているんです。身近にもいるはずです。



「あれ? ネギは買ってきてくれなかったの?」
「えっ? ネギ? そんなのメモに書いてあったっけ?」
「書いてなんかないけど、んもぉー。
あなたなら、それくらい気が付いて買ってきてくれると思ったのにー」
メモ紙に買う物が7種類くらい書かれていて、
買い忘れのないように買ってきた。
それを、自分がメモにネギと書き忘れたくせして、
「あなたなら、買ってきてくれると思った」

どう思われますか。この“私は思った”
“どう思うと、あんたの勝手”で、済ますことができるでしょうか。
こんなことが今の日本では、まかり通るとでも言うのでしょうか。
posted by 貞吉 at 17:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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