2005年06月21日

会津牛

会津牛。食べたことがありません。
ネットで少し調べてみたら、出荷頭数が非常に少なく、「幻の牛肉」と呼ばれているらしいです。
いわばツチノコみたいな扱いをされている、っていうことなんでしょうか。
販売は首都圏の一部のスーパーのみで、地元の会津には卸してないようです。
地元の人が食べられないなんて、おかしな話といいますか、なんだか寂し気持ちにさせられます。
自分の田畑で作った農作物を、自分で食べることが許されない北朝鮮の農家の気持ちが、
少しだけ分かったような気がします。(私自身は、汗も、努力も、何もしてないのですが)

牛の3大ブランド『松坂牛』『神戸牛』『近江牛』。全く親しみがわいてこない連中です。
あらためて、こうやって並べて見てみると、エラそうですよね。何をそんなに胸張ってんの?
って感じです。(親しみがわかないというより、私には、ゆがんだ憎しみがあるようです)
あんた達、おいしいんですってね。私は、知りませんけれど。
でも、この牛のブランドって、確か一定期間、例えば松坂エリアで飼育さえすれば
そのブランド名を使用できるらしいんです。
だから実際のところ、元をただせば、どこの牛だか分かったもんじゃありません。
「偉そうに芦屋のお嬢さんぶってるけど、親父は群馬出身だろう、お袋は佐賀だっていうじゃない」
そんな感じではないでしょうか。(群馬ならびに佐賀出身の方、大変に失礼いたしました)
だから、グラム1,000円の牛肉がおいしいとは限りません。
グラム380円の牛肉だって、よく噛めばおいしいんです。

話は変わりますが、BSE問題に“解決”というゴールはあるんでしょうか?
アメリカ産牛肉の輸入再開、吉野家の牛丼販売再開の目処は立っていません。
だいたいが牛骨粉なんてものを飼料として使うからいけないんです。
私、初めてこのニュースを聞いたとき「ひでぇことしやがるなぁ、本当なの?」悲しくなりました。
牛は、自分の仲間の砕かれた骨を食べさせられていたわけです。本当にひどい話です。
その事実を知った牛は「びっくりしたなぁモゥー」どころじゃありません。ただ涙、涙、涙です。
いつの戦争だって、捕虜の食事に、死んだ捕虜の骨を砕き、それを食べさせるなんて
そんな凄惨なことはなかったはずです。
仲間、同胞に対する冒涜。許されることではありません。牛も人間も一緒です。

会津牛の場合、出荷頭数が僅かということですので、行き届いた飼育がなされたと思います。
素性が分かっているだけに買うほうも安心です。
販売される時にラベルで貼られる生産地表示も細部に渡った公開ができるのではないでしょうか。
生産地:福島県大沼郡会津坂下町   生産者:○○△△   牛の名前:タカシ
「へぇ〜、“タカシ”って名前の牛なんだ。牛に名前があっても別に不思議じゃないよな」
「性格は“おっとりで頑固者”。あんまり機敏な牛っていないよな。頑固は会津の気質だから」
「おっ、“タカシ”の短い人生ミニフォトアルバム付きか。ここまで、やらなくても皆信用してるって。
おっ“タカシ”がニコニコ楽しそうに牧場を走っている姿だ。この頃が一番幸せだったんだろうな」
だんだん、食べてみたいという欲求が薄れ、涙が誘われてくることと思います。
そうです。“タカシ”も私達と同じ会津の土地で生活をしていた仲間だったのですから。
例え会津で販売されたとしても、気軽に、今日は“タカシ”でも食うか、そんな気にはなれません。

グラム380円くらいなら、話は別ですけれど。・・・結構、希少価値で高いんでしょう?ですよね。
posted by 貞吉 at 17:18| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
会津牛について調べてたら、こちらに辿り着きました。
文章を読んで非常に面白かったので、憑りつかれたかのように、つぎつぎブログを読みあさってしまいました。
本を読むことが苦手なのですが、あなたの文章なら永遠に読んでられます。

そうそう、
私は会津出身会津育ちで今は東京在住です。
高校のクラスメイトの子の実家が酪農家で、かわいがっていた紋二郎という牛が今日家を出で行くといって落ち込んでたのを思い出しました。
”タカシ”が紋二郎とかぶってしまい
ついついコメントを打ち込んでしまいました。

ファンになりそうです。
また、見に来ます。
Posted by at 2013年08月23日 23:49
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