2013年07月16日

甲子園 1校の格差

第95回全国高校野球選手権大会、各地で地区予選が始まっています。
甲子園を目指す今大会の参加校数は全国で3,957校らしいです。
この中から地区予選を経て49の代表が勝ち名乗りをあげてくるわけです。

さて、選挙区での1票の格差が問題になっていました。2.43倍の格差です。
自分が投じた1票は、他のある地区と比べると2.43分の1の重みしかない、
そう文句を付けているわけです。これは有権者全員が投票した場合であって、
まずは投票率を上げること、近くにいる若者に投票を促した方が早いと思います。

それはさておき、高校球児。
代表をかけた戦いに、1校の格差が存在するのではないでしょうか。
神奈川県では190校から1校の代表。
鳥取県では25校から1校の代表。
なんと、7.6倍もの格差が、そこにはあります。
夏の地区予選。 神奈川県の高校球児たちは何故、訴え出ないんでしょうか。

桐光学園のエース松井くんは、プロのスカウトも注目する投手ですが、
桐光学園は神奈川県にあるので、日本一の激戦区を勝ち抜かなければなりません。
本人いわく「神奈川地区予選で7連勝、甲子園を含めると13連勝しないと優勝できない」
目先の甲子園出場を果たすためには、まず7連勝が求められるのです。
だったら、地区予選が32校の県の場合は? 甲子園に行くには5連勝が必要です。
参加校数が多いと7連勝。参加校数が少ないと5連勝。 
………なんだ、たった2つ多く勝ちさえすれば、いいわけか。
いやいや、そういう問題ではありません。7.6倍の格差ですから。

実際に、甲子園に出場したいと強く思う選手は、この格差に目を付けます。
家族と東京で暮らしながら、鳥取の全寮制の高校に進学。東京の高校より、
鳥取の甲子園常連校に進学した方が甲子園に行ける確率が高いからです。
悪いことだとは言いません。他の事情があるかもしれないので何とも言えません。
楽天のエース田中将大投手も、兵庫県出身ですが、
甲子園には北海道の代表、苫小牧高校から出場を果たし大活躍しました。
そんなケースはいくらでもあるみたいです。
茨城県の代表校でありながら、茨城県出身の選手が1人もいない。
こんなケースが昔、実際にあったような気がします。
こうなると、「我が県の代表校だ、応援しよう」という気持ちは薄れてきます。
ならば「各都道府県から代表校を選出」ここに執着する意味はないかもしれません。

参加校数3,957校÷代表49校=80.76校。 
代表を49校(東京・北海道のみ2校の代表)のままに維持するなら、
せめて予選で75校〜85校のブロックで争うのが妥当ではないでしょうか。
ちなみに福島県の参加校数は83校ですから、極めて適切な校数です。

どう考えても多いと思われる神奈川県、愛知県、大阪府は2校ずつに増やします。
対して、そりゃあずるいよ、と思われる参加校が少ない県は、たとえば、
鳥取県の代表校と島根県の代表校で甲子園出場をかけて最終決戦。
鳥取と島根を合わせても、まだ1校の格差が解消されなければ、
少し離れた地域になりますが福井県を加えて、鳥取、島根、福井の三つ巴戦。
富山県と石川県で1校。沖縄県は佐賀県と合わせて1校。どんどんまとめちゃいます。
でも、うまくまとめないと、
「1回の裏、横浜湘南高校の攻撃です。1番、センター、知念くん」
「2番、ショート、島袋くん」
「3番、ファースト、与那嶺くん」
沖縄、佐賀の代表になるより、神奈川に転校した方が有利、
今度は、そんな事態になってしまうのかもしれません。
神経質に1票の格差、1校の格差を解消しようとすると、非常に難しいようです。

越境入学は他県の高校から中学時代に「ウチの高校に来ないか」とスカウトされた。
こういうケースが実際は多いんでしょうね。

でも、
「父さん。僕、鳥取県にある高校の野球部に入りたいんだ」
まだ中学生でありながら、この結論を自ら出したとすれば、見上げたものです。
周りに知っている者はいない、初めて行く場所、初めての寮生活、
不安だらけのうえで結論を出したとすれば拍手です。
絶対に甲子園に出場して、活躍して、プロのスカウトの目に留まってやる。
一途に夢を追いかける少年に対し、非難することはできません。

ともあれ、日々、練習を怠ることなく実力を付けていかないことには、
甲子園どころか、レギュラーにさえなれないのです。
3,957校の高校球児の皆様、暑さに負けず、精一杯頑張ってください。
posted by 貞吉 at 19:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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