2013年05月07日

平均というカラクリ

たとえば、日中の平均気温が15度、そう聞けば、
朝方の9時は13度くらいで、昼の3時は17度くらいだと、想像できます。
何故なら気温の場合、朝方の9時が氷点下15度で、昼の3時は45度、
こういった気温の変化は、現実には有り得ないからです。
こんな形で「平均」という言葉を日ごろから認識していると、
ありがちな、勘違いをさせられることになります。

アフリカの某途上国の平均寿命は40歳。
テレビで言っていたのですが、これを聞いて私が思ったのは、
「えーっ、そんなに低いの? じゃあ、35歳から45歳くらいの間で、
死んでしまうパターンが多いんだ。ずいぶん短い人生で可哀そうだな」
しかし、この番組を見続けていくうちに、
私の、この発想が誤りであることを教えられました。
生まれたばかりの子、あるいは3歳になるまでの間に病気にかかり、
たくさんの小さな子ども達が亡くなってしまっているらしいのです。
つまり、3歳で亡くなった子が100人、77歳で亡くなった人が100人、
そういった国の場合が、平均寿命40歳になるわけです。
38歳で亡くなった人が100人、42歳で亡くなった人が100人、ではないのです。


そういえば過去にも私、この平均という言葉に騙されたことがありました。

怪しげな店が並ぶ温泉街の裏道を友人と歩いていました。
何故、そんな道を歩いていたかというと、怪しげな店とまでは言いませんが、
男2人で居酒屋に行くよりは、女性のいる店に行こうかと物色していたからです。
そんな風の男2人でしたから、客引きは見逃しません。チラシを渡されます。
『倶楽部・隣の奥さん。
当店の女性スタッフの平均年齢は33歳です。
全員が人妻です。
たまには、他人の奥さんと世間話でもしてみませんか』

チラシを見ながら友人が言います。
「ハタチ過ぎたばっかりの娘はキャピキャピやかましいから勘弁だし、
40代半ばを過ぎちゃうと白髪染めの匂いが鼻についてイヤだし、
33歳なら、ちょうどいいんじゃないか」
確かに言えてるなと私も同意し、料金も安かったので、店に入ったわけです。
席に案内され、店内を見渡してみると………。
女性スタッフは総勢10名ほど。
その女性スタッフたちの年齢はというと、
ハタチ過ぎたばっかりのキャピキャピとやかましそうな女性が5人、
40代半ば過ぎの白髪染めの匂いが鼻につきそうな女性が5人。
本当に全員が人妻なのかどうかは知るよしもありませんが、とにかく、
こっちが敬遠したかった年齢の女性ばかりが揃えられていたのです。
確かに、平均すれば33歳くらいになるのでしょう。
店側としては、嘘はついていないわけですから、こっちは文句も言えません。

「やられた」と思うより、「なるほど」と妙に感心させられたのを覚えています。


平均という言葉は実に、くせものであり、
平均から実態を知るには無理があります。
皆様、くれぐれも御注意を(何を注意すればいいのか知りませんが)。
posted by 貞吉 at 21:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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