2005年05月06日

天ぷらにしちゃえば、なんだって

山に入る機会があった時のこと。
なんのキノコだか知りませんが、連れの者がしゃがみこんで、そのキノコをむしり取ります。
何をするのかと見ていたら、いきなり、そのキノコにかじりつきました。
「うん・・・大丈夫。これ食えるキノコだ」
食える・・・って、あなた、いきなり。それ、なんだか凄くないですか?
あなたのお母さんが近くにいたら、絶対に「やめなさい」って止めると思うのですが。
「あなた達は、食えるものか、食えないものかを、そうやって食べて確認するんですか」
その逞しさには、ちょっと着いていけそうもありません。

その怖ろしい光景、それはそれとして。
「バカ、それ喰えんだぞ。天ぷらにして、わさび醤油つけて喰えば結構イケんだ」
たびたび、あちこちで、まるで叱られるように、こう言われ続けてまいりました。
「この天ぷらって、中味はなんなんですか?」
「ばぁか、大丈夫だぁ。なんだっていい。食ってみそ」
まぁ、一応加熱されているわけですので、生のキノコよりは安全か、と自分に言い聞かせます。
「・・・本当は、この中味、なんなんですか?最初の一文字だけでもいいから」

こりゃあひょっとして、どんなものでもコロモを付けて、天ぷらにしちゃえば食べられるんじゃないか。
最近そんな暗示にかかりつつあります。
会津では、生活の基本である衣食住の「衣」は、衣類じゃなくて天ぷらのコロモのことをさすのではないか。
そんな気がしてきたのです。

この暗示が将来、年をとったときにフラッシュバックされるのが怖いです。
「おじいちゃん、一体何にコロモ付けてんの。だめよ、そんなもの。天ぷらにしたって食べられないんだから」
年をとってボケ始めた自分。使い終わった乾電池か何かに一生懸命、コロモをまぶしている。
そんな姿が容易に想像つきます。
posted by 貞吉 at 18:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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