2005年04月12日

会津三泣き

「会津三泣き」という言葉があります。
仕事の都合で初めて会津に住むことになった人など、そんな方たちに向けられる言葉です。
歓迎会の時、先住民の方から必ず、この「会津三泣き」という言葉の意味を聞かされます。

「会津三泣き」は「会津に来たら、あんた、必ず三回泣きますから」の略です。
泣き一回目:来た当初、地元の人になかなか溶け込むことができず、そのつらさに泣く。
泣き二回目:月日が経っていくにつれ、会津人の人情深さを知ることになり、感動し泣く。
泣き三回目:この地を去る時、会津人の人の良さを知ってしまったがゆえに別れのつらさから、また泣く。

泣き一回目の内容は、初めてこの地を訪れる者にとってはちょっとショッキングな内容です。
“溶け込むことができす”と断定する裏には、言い換えると“受け入れませんよ”という意味です。
悪いけんじょも来たばっかのアンタのことは認めねぇしから、の宣言ともとれるのです。
強いて違った解釈を試みるなら、ウチらちょっと変わってっから、アンタ最初はちょびっと馴染めんと思うよ。
これだって、「この人たちは何を食って、一体何をするんだろう」と不安にさせられます。

まぁ、この「会津三泣き」で言いたいのは、「自分で言っていて赤面しませんか?」の泣き二回目、三回目なのでしょう。
これを強調させたいがため、もしくは照れ隠しの意味で一回目の泣きがあるのだと思います。
そりゃそうです。「あのさ、会津の人は皆良い人で、あんまりにも良すぎて、あんた感動して泣いちゃうよ。
一回、会津に住んでしまったら、もうこの地から離れたくなくなっちゃうからね。
もし、会津から離れることなんかになったら、もう子供みたいにヤダ、ヤダってだだこねて泣き出しちゃうと思うよ」
これだけだったら、こちらは身構えてしまいます。

さて、自分の場合はどうだったかと申し上げますと、東京からこの地に流れ住んで早や10年。
10年たった今でも、一回目の泣きの途上かもしれません。
というのは、まだ残念ながら二回目の感動の泣きを経験していないからです。

かく言う私はこの会津が大好きです。この地を去る気は毛頭ありません。
ですので、泣きの三回目を味わうことはないと思ってます。でも、二回目は。
会津の方でこのブログをご覧になった方がいらっしゃれば
どなたでも結構です。早く二回目の泣きを、私に。感動するような人情とやらを私に振舞ってください。
posted by 貞吉 at 18:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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