2008年09月06日

開き直った落ち葉マーク

「………ねぇ、早く行ってよ。遅い、じゃなくて、遅すぎだよ。
ねぇ、アクセル踏もうよ。じゃなかったら止まればいいじゃん。
ねぇ、お願いだから、心臓と一緒に車も止めちゃって」
遅すぎて、お笑いのザ・パンチなみの泣き言がでてしまいます。

ともかく、遅いんです。 私の前をゆうゆうと走るわけです。
片側1車線で追い越し禁止、対向車はそれなりに来るから抜くに抜けません。

もう、なんと言ったらいいのやら。
小学生の子供たちがチャリンコに乗って、ぺちゃくちゃ話しながら、
私と、前の落ち葉マークの車を追い抜いていくのではないか、そんなスピードです。
そのうち、歩道で犬の散歩をしている人にも追い越されるのではないか。
走ってるというより、動いてる、と言ったほうが正しいようなスピードです。
いくらオレンジと黄色の落ち葉マークを付けてるからって、あまりだと思うのです。


落ち葉マークをつけた車がやたら増えたような気がします。

何ヶ月か前、道交法の改正により、75歳以上のドライバーは、
落ち葉マークを付けずに運転をすると、減点・罰金処分を受けることになったわけです。
そうでなくても高齢者医療の保険料が年金から天引きされることとなり、
そこにきて、罰金を取られたりなんかしたら生活が出来ない。
慌てて落ち葉マークを買ってきて車に貼り付けた、そんなところだろうと思います。

ということは、今までは落ち葉マークを付けずに走っていたわけです。
こちらの意識のせいもあるかもしれませんが、
こんなに遅い車は今ほどには多くなかったような気がするのです。
75歳以上の方でも現役組と変わらない運転をしてきた人がいたはずです。

『前の車、もう少しスピード出してもいいんじゃないの』
右折専用のラインに入って、チラッと前を走っていた車の運転席を見ると、
『なんだ、お年寄りだったのか』
今までにそういった経験は何度かありました。
でも、少し遅い程度で、そんなにイライラさせられるほどではありませんでした。
それが、落ち葉マークを付けたとたん、こんなに道路状況は変わるものでしょうか。

落ち葉マークを付けたことによって、開き直ったのではないかと思うのです。
「そうじゃよ。落ち葉マークじゃよ。年寄りじゃよ。ワシはヨボヨボのジジィでございます」
落ち葉マークを付けずに運転していた頃は、それなりに運転していたはずです。
“他人様に迷惑をかけずに運転しよう” そんな頑張りが感じられたのです。
何故、そんな素晴らしい心がけを、あっさりと捨ててしまったのでしょうか。
素性がバレてしまった以上、そんなに頑張る必要なんかない。こんな感じでしょうか。


遅すぎる車は取り締まれないんでしょうか。
時速50km制限の道を20kmで走行。
これは遅延行為の中でも著しい行為で、レッドカードの一発退場処分だと思うのです。
走ってるんだか、止まってるんだか分からない車は、
レッカー車で退場処分にしてください。いちいち車を止めさせなくても、
そのまんまレッカー車に移動できるようなスピードですから、簡単なはずです。


「おっ、曲がるのか? 曲がって、いなくなってくれるのか?
………曲がってくれるのは嬉しいんだけどさ、
曲がるんなら、せめてウィンカーくらい出せよ。
もう公の道路なのに自由自在だもんな。
思うことも悩みも、なーんにもありませんって感じだもんな」

やっと目の前から消えてくれるかと思ったら、入れ替わりで、
その路地から、こちらの車線に1台車が入ってきました。
「なんか、また変な車が前に入ってきたぞ。……チェッ、初心者マークか。
でもまぁ、落ち葉マークよりは、まともな運転をしてくれるだろう。
………ゲッ、最悪! 初心者マークの反対側に落ち葉マークも付けてやがる」

初心者マークに加えて落ち葉マーク。
もうロイヤル・ストレート・フラッシュみたいなものです。最強です。
イライラするのもバカバカしく、コンビニによって冷たい物でも飲み時間を潰します。
しばらくたって出発し車を走らせていると、
「………あっ? ………まだ、こんなところにいたのか」
私を待ってたかのように、相変わらず、ゆうゆうと走っているのです。
posted by 貞吉 at 11:15| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。