2008年07月09日

誰が?

 ※私は今までブログで、妻のことを“嫁さん”と書いてきたのですが、
  どことなく、うら若い新妻を想像させる言葉なので使うのをやめます。
  毎日、一緒に暮らしていて、また、昨日のあの仕草を見て、
  この“嫁さん”という言葉はおかしい。あらためてそう思ったのです。
  それと、考えてみれば、私が“嫁さん”という言葉を使うのは変で、
  私が嫁にもらったわけではなく、もらわれたのは私のほうのわけですから、
  婿養子の立場で、嫁さんという言い方は、やっぱりおかしいと思うのです。
  よって、これからは年相応に“女房”という言葉にあらためたいと思います。
  異論のあるはずがないのですが、ご理解ならびにご了承をお願い致します。


朝起きて、トーストをかじりながら私が女房に言いました。
「今日さ、久しぶりに怪獣に踏まれる夢を見ちゃったよ」
すると女房が私に聞き返してきたのです。
「えっ? 誰が? ………なんで?」

こんな質問をあなたは、されたことがあるでしょうか?

“こんな夢を見たよ”に対して、“誰が?”、“なんで?”。
“誰が?”って、それはもう、あきらかに私に決まってます。

私は生まれてこのかた、こんな質問をされたのは初めてでした。
ちなみに、“誰が?”に対してはもちろん答えられたのですが、
“なんで?”には対しては………答えられませんでした。


こういう質問って、イラつきませんか?


「今日、机の角でおもいっきりスネをぶつけちゃってさ、
もう涙が出るくらい痛かったよ」
「誰が?」
「………誰がって………俺だよ、俺。 僕です」

「今日、経理の田中って知ってるだろう。そう。背が低くてメガネかけてるヤツ。
その田中がさ、机の角でスネをぶつけちゃってさ、めちゃくちゃ痛かったよ」
こういう日本語は、ボビー・オロゴンでさえ使わないと思います。
痛かったよ、とかの表現は“誰が?”って本人に決まっているんです。

でも確かに、一応誰なのかを確認しておこうかみたいな“誰が?”も、
ないわけでもないなと、この文章を書いていて、ふと思いつきました。


平日の朝。 おジイちゃんが、フトンを干している女房を見て、
「どうしたんだ? 平日の朝からフトンなんか干して」
「おねしょ。また、おねしょしちゃったの」
「誰だぁ〜? おねしょなんかしちゃったのは」
近くにいる4歳の翔太郎に向かって、笑いながら聞いたとします。
通常は、おねしょをしたのは4歳の翔太郎ということで決まりなんですが、
でも、かたわらにいる私が恥ずかしそうに小さく手をあげ、
「すいません………私です」
まぁ、こういうケースが絶対にないとは言い切れないわけです。

しかし、夢を見たと言った相手に、“誰が?”はないと思いませんか?


「あら、おいしそう。少しちょうだい」 女房が私に言います。
「おまえ、さっき自分の分を食っただろうが」 私が抵抗します。
「いいじゃない。少しちょうだいよ」 女房が食い下がります。
「誰が」

この“誰が?”の意味は「誰が、おまえなんかにやるもんか」の省略です。
通常の人は理解していただけると思います。
でも、夢を見たと言ってる相手に“誰が?”と聞くような人は、そうは取りません。
「誰がって………あなたが私にじゃない」
人を諭すように言ってくるはずです。そうなると、
「そうですか。………どうぞ」そういう展開になるのでしょうね。
posted by 貞吉 at 00:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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