2013年10月25日

恥知らず

「川で溺れかかっていたおバアちゃんをとっさに救った若者。
その若者を番組スタッフが、一生懸命に探してまいりました。
どうぞ登場です。 おバアちゃん、この方に間違いありませんか?」
「そうです、そうです、この方です。私の命の恩人です」
「間違いないですね」
「間違えるわけがないじゃないですか。はっきりと覚えてますとも」
「実は、こちらのおバアちゃんは、某一流企業の社長のお母様でして、
探し出して、どうしても御礼がしたい。そんな依頼を番組に寄せていたんです」
もし、こんなお節介なテレビ番組があって、こんな内容だったらの話なんですが、
番組終了後に1本くらい、恥知らずから電話がかかってくると思うのです。

「番組に出ていたおバアちゃんを本当に救ったのは私なんです」

いますよね、こういう照れを知らないというか恥知らずの人って。
人は、予想だにしない言動に対して、呆れるを通り越して度肝を抜かれます。

この場合、当事者2人が対面して、互いに確認しあっているわけです。
第三者が割り込む余地は全くないし、有り得ない。誰も考えもしないことです。
にも係わらず、こうした度肝を抜くようなことを言ってのけるヤツが出てくるんです。

実は私の家にも誰とは言いませんが1人、似たりよったりの人がいます。
「お母さん、そういう明らかな嘘をついて照れませんか?」
そう聞いてみたいです。そういう機会は何度も何度もあるのに、聞けずじまいです。

だから私、こういうことを言える人に会って、インタビューをしてみたいんです。
「さすがに無理かなぁ、なんて少しも考えなかったんですか?」
「ひょっとしたら、少しくらい御礼をもらえるかもしれないと思ったわけですか?」
「本当はこの私だ、と言い出すとき、相当に勇気が必要だったと思うんですが?」
「恥ずかしい、照れる、そういった感情は普段から持ち合わせてないんですか?」
責めるわけではなく、ただ、ただ、本心から素直に聞いてみたい、そう思うのです。


他にも、様々な恥知らずがいると思われます。
木村拓也様と書かれたテレビ局の控室に、木村拓也さん本人が入ります。
すると、見知らぬ男が椅子に座って弁当をガツガツ食べている。
「………誰? ねぇ、あんた何? 何してんの?」
「………俺、木村。 木村拓也。弁当食ってんだけど、なにか?」
「………っていうか、有り得ないでしょう。本人がここにいるんだし」
「あんたこそ、人の控室に突然入ってきて、誰ですか?」
「あのぉ、ワケが分からないんですけど。やめにしてくれません?」
そもそも、こういう会話が成立するのは、周囲に何人かいて、
「あれれれ? どっちが本当の木村拓也さんなんだ」
騒ぎになってこそだと思うのです。
周りに誰もいなくて、本人を前にして、本人のふりをしても意味ありません。
いくら「私こそが」と言い張ったところで、勝ち目はまったくないと思われます。
「っていうか、顔も似てねぇし、年も背も髪型もまったく似てねぇじゃん。
木村拓也ですって、おたく、照れませんか? こっちが恥ずかしいんですけど」
「………………」
「っていうか、あれでしょう。お腹が空いてたんでしょう。弁当が欲しかったんだよね。
いいよ持って行って。大げさにしないから、弁当持って早く出てってよ」
こういったタイプの恥知らずも、世の中には絶対に存在するはずです。
開き直りっていうか、ここまできたら押し通すしかない、といったタイプです。
北朝鮮、中国、韓国、彼らは平然とやってのけていますし、絶対にいるはずです。


さて、最後の恥知らずは実話です。ニュースでも取り上げられていました。
『兵庫県尼崎市に住む50歳代とみられる韓国人男性が、
養子縁組をしたという554人の自分の子どもについて、
子ども手当、年間額約8600万円の受給申請のため、
同市の窓口を訪れていたことが分かりました。
この男性は、海外に住む子どもへの送金証明書や、
面会していることを裏付けるパスポートのコピーなど、
その他、外国人に求められる添付書類を全てそろえており、
事前に受給手続き、必要書類を詳細に調べてきた様子がうかがえました。
市の担当者は「可能ならもらおうという強い意欲を感じた」と話しています』
申請するにあたり相当な時間と手間と費用がかかったと思うんです。
「もらえるかもしれない」では到底、行動に移せなかったでしょう。
「絶対にもらえるはずだ」
強い信念を持った、ちょっと尊敬に値する恥知らずと分類されます。
posted by 貞吉 at 20:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする