2013年07月23日

国民年金の免除制度

7月1日から、むこう1年間の国民年金保険料の免除申請受付が始まっています。

昨年平成24年の4月から平成25年の今日までの間に離職した事実のある方は、
自分の所得は0円で計算してもらえます。
配偶者がいれば、また世帯主が父親という場合は、自分の所得を除いた、
配偶者と父親の合計額で、免除できるかどうかの審査となります。

普通に納付できる余裕があるのなら、納めるにこしたことはありません。
しかし、国民年金の保険料の未納だけは避けた方が良いかと思います。
今現在、余裕がないなと思う方は取りあえず免除申請をしてみましょう。

未納にしておくと、「うりゃ、金払え」としつこいくらい督促状が送りつけられます。
免除が認められると、承認のハガキが1枚来て、それ以降は何も言ってきません。

未納だと、2年以内に滞納した分を納めないと、特例が出ない限り納められません。
免除だと、10年以内に追納として納めることができます。

未納期間が長期に渡ると、障害や遺族の年金が支給されなくなります。
免除期間は、納付済み期間とみなして計算してくれます。万一の時は安心です。

未納のままになると、当たり前ですが、その期間の年金計算額は0円です。
免除だと、仮に10年以内に納めることが出来なかった場合でも、半額もらえます。

1ヶ月だけ全額免除を受けた場合、将来もらえる年金は月額で68円減ります。
ちなみに1ヶ月の未納の場合、将来もらえる年金は月額で136円減ります
もし1年間、全額免除を受けたら、将来もらえる年金は月額で816円減ります。
ちなみに1年間の未納の場合、将来もらえる年金は月額で1,632円減ります。
まず有り得ない話ですが、20歳から60歳になるまでの40年間、
すべての期間を全額免除が認められた場合、40年間、1円も保険料を納めずして、
40年間、1ヶ月も欠かさずに納めた人の、半分の額の年金が支給されるのです。

さて、中途半端な説明はこれくらいにして、私が言いたいのは、免除申請の際、
「全額免除の項目に丸を付けてならない」です。
申請書の右上に5つの申請区分が書かれています。
@全額免除 A若年者猶予 B3/4免除 C半額免除 D1/4免除 です。
できれば中途半端な免除じゃなくて、スパッと全額免除にして欲しい。
その気持ちは分かるのですが、ここは、どこにも丸を付けてはいけません。
審査の結果、
「う〜ん、この方は全額免除は無理だけど、3/4の免除なら可能だな」
3/4免除ですと、月に3,760円納めればよいことになるのですが、
全額免除に丸を付けて申請したばかりに、
「おや、この方は全額免除してくれないなら、免除なんてしなくていいと言ってるぞ」
全額免除に付けられた丸を、こう解釈するのです。
つまり、全額免除に該当するかどうかだけの審査となってしまうのです。
たぶん今でも変わらず、そういうシステムになっていると思われます。
融通が利かないというか、不親切というか、考えれば分かるだろう、と思うのです。
「今、お金に余裕がない。だからできれば全額免除にして欲しい」
そんな気持ちの表れから、全額免除の項目を丸で囲んでいるのだと思うのです。
そういった被保険者の気持ちをおもんぱかることなく、無下に突っ返す。

社会保険事務所時代は保険料の納付率をあげるため、
頼んでもいないのに、担当者が勝手に全額免除にしてくれていました。
しかし国庫負担があがった現在、財政的にみれば、
なんの手続きもせずに未納でいてくれる者に対しては、国庫負担は0て済む。
これが未納ではなく全額免除となると、「こいつ1円も保険料を払ってないんですよ」
それなのに、全額納めている人と同額の国庫負担が生じることになるのです。
「保険料は忘れずに納めましょう」なんて言っていますが、
これは政府が厚労省が体裁を保って言ってるだけではないでしょうか。
目先でなく、長期的にみたとき、国民年金という制度は残すけれど、
できれば国民全員が未納者になれば、国庫負担がなくなる。
そんなことを思っているのでは?

ちょっとひどく言いすぎましたが、皆様におかれましては、
せっかくの国の援助を無駄にしないためにも、免除制度を活用しましょう。
posted by 貞吉 at 21:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする