2009年07月04日

オバちゃんのRV車

駐車場で、そのオバさん、勢いよくバックをしたため、
置かれてある台形の車止めに後輪を乗り上げてしまいました。

もう少し勢いがあったら、車止めを乗り越えていたはずです。
ほぼ後ろに落ちかかっている、そんなぎりぎりの状態で止まったのです。
車止めを越えてしまうと、金網が張ってあるので、
車の後部で金網を押しつぶし、車止めと金網の間に、
すっぽりと収まることとなったはずです。
その場合、金網もひどい状態になるし、脱出するにも相当困難になるはずです。

運転席から慌てて、オバちゃんが降りてきました。

しかし、オバちゃんが、なんでこんな大きなRV車を運転しているのか?
ひょっとして息子の車を借りてきたのか?
それとも、万が一、ぶつかった時に安全だからと、
誰かに薦められて買った自分の車なのか?
それはともかく、非常に微妙な状態で車は止まっていたのです。

たまたま近くにいた若者が、車から降りてきたオバちゃんに話しかけました。
「危なかったですね。もう少しで、車止めの後ろに落ちるところでしたよ。
しかし、この状態だってすごいよなぁ。微妙ですよ。よく踏みとどまってるよなぁ」
オバちゃんは、若者が心配して言ってきてくれているのに、
なんの返事もせず、いわゆる無視状態て、車の後輪の状況を探っています。
なにかしらの返事ぐらいしてやれよ。近くで見ていた私はそう思いました。
礼儀知らずのオバちゃんに、こりもせず若者が話しかけます。
「微妙な状況ですよね。車の重心は後ろに行っちゃってますから」
「………………」
あんたなんかに関係ないでしょう、そんな雰囲気で相変わらず返事をしません。
放っておけばいいのに、このおせっかいな若者はさらに続けます。
「これって、サイドブレーキを外した瞬間に、後ろに落っこちちゃいますよ」
オバちゃん、この言葉に反応しました。。
「じゃあ、どうすればいいの」
初めて、親切というか、余計なお世話の若者に話したのです。

「う〜ん。 ………なんとも厳しいですよね。
後ろに落ちると面倒なんで、JAFを呼んだらどうですか?」
「なんなの? ジャルって?」
「えっ? ジャフです。ジャフ。ロードサービスのジャフ。入ってないですか?」
「さぁ。 保険なら東京海上のに入ってるけど、それじゃダメなの?」
「………。 そういうサービスが任意保険についていればいいんですけど」
1分ほど、互いに無言の状態が続きました。

「………この車、オートマですよね。
サイドを降ろす前にエンジンをふかして、一気に前に出せば」
「サイドブレーキをはずさないと、車は動かないじゃないの」
一見、冷静にみえるオバちゃんでしたが、
内心は、若者の言葉をさえぎるほど、イライラしているようでした。

「うまくやらないと、後ろのフェンスにぶつけて、車を傷つけてしまうかもしれませんよ」
「………車は大丈夫だと思うんだけど、フェンスを壊したら弁償なののかしら」
どうやらフェンスのほうを気にしているようです。

「だと思いますよ。フェンスの値段って、俺、よく知らないですけど。
高くつく前に、JAFなり、その保険屋さんなりに頼んだほうがいいですって」
「あなた、その隙間に入って車を支えておいてもらえる」
とんでもない発言がここで飛び出しました。
この年齢の女性の特有の、めちゃくちゃ自分勝手な発言です。

「えっ? どこですか? ここにですか?」
「もし失敗して後ろに落ちそうになったら車を支えておいてよ」
「そんなの無理ですって。RV車を支える力なんて俺にはないっスよ。
フェンスの間に挟まれて、こっちが大ケガですって」
「ケガしそうになったら逃げてもいいわよ」
「イヤですよ。そんなの無理ですって」
「チッ。 ………ねぇ、あなた、運転は上手?」
「えっ? ………だから、いやですよ俺は。 他人の車を」
「もし万が一ぶつけて、車に傷が付いたとしても何も文句は言わないから」

なんとなく、フェンスの弁償の方を気にかけているようでした。
「車の傷は何も言わないと言ったけれど、フェンスは別よ。あなたがやったんでしょう」
そういう腹積もりが、なんとなく私には透けて見えました。


ここで私の携帯が鳴り、待っていた呼び出しがかかったので出発しました。

後日、寄ってみたら、金網のフェンスは………無事でした。
本音を言うと、「つまんなーい」
posted by 貞吉 at 17:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月28日

恒例 母親と孫の会話

相変わらずの、おばあちゃんと5歳の息子の会話です。

「翔太郎、ほれ、早く着なさい」
「暑いんだもん」
「暑くなんかない!」
「だから、お風呂からあがったばかりで、着たら汗かいちゃうって」
「汗なんてかかなくていい!」

本人が暑いと言っているわけです。
その他になんの証拠を出せというのでしょうか。
“暑くなんかない”、“汗なんかかくな”
よくも、そういうことが言えるなと感心させられます。
本人が暑いと言っているんですから、許してあげてください。


「翔太郎、眠いんでしょう。早く寝なさい」
「なんで? まだ7時30分だよ。全然眠くないんだけど」
「そんなことない。眠いんだから」
「だったら、おばあちゃんが自分で寝ればいいじゃん」
「なにを言ってるの。眠いのはおばあちゃんじゃなくて翔太郎でしょう」


「翔太郎、ごはんを残しちゃだめだよ」
「もういいよ、ごちそうさま。お腹がいっぱい」
「なに言ってるの。全然、お腹がいっぱいになってないじゃないの」
「なんで、おばちゃんにそんなことが分かるの」
「おばあちゃんは、さっきからずーっと見てたから分かるんです」


こういった母親(おばあちゃん)の会話は日常なわけで、
何も翔太郎相手に限ってということではありません。
「パパ、味噌汁おかわりするんでしょう?」
へっ? この俺が、味噌汁を? 一言も言ってないんですけど。
ボコボコ沸騰させて、ワカメがどろどろになった味噌汁をやっと飲み終えたのに、
そんな勝手なことをされたら、私、目の前で吐きますよ。



近い将来、翔太郎とおばあちゃん2人だけで出かける機会もあることでしょう。
「翔太郎、歩くの早くなったね」
「おばあちゃんが、遅くなっただけだよ」
「翔太郎。 疲れたんじゃないの?」
「ううん、僕は全然疲れてないよ」
「そうでしょう。だったら、少し休んでいこうか」
「えっ? だから疲れてなんかないって」
「………疲れちゃった」
「だから、疲れてないって」
「違うの、翔太郎じゃなくて、おばあちゃんが疲れちゃったって言ったの」
「だから、おばあちゃんは全然疲れてなんかないって」
「………そんなこと言ったって、おばあちゃん本当に疲れちゃったんだよ」
「そんなことないって。さっきからずーっと見てたから分かるんだよ」

我が身にふりかかって、初めて知るんでしょうか。



余談です。
“翔太郎”という息子の名前は本名ではなく、当然に仮名なのですが、
ある日のこと、ブログを書き終えてすぐに居間に行ったとき、言ってしまいました。
「おい、翔太郎。風呂に入るぞ」
息子を筆頭に、家族の皆様、私の顔を不思議そうな顔で見つめながら、
「………翔太郎? って、それ誰?」

頭の切り替えに時間を要するようになってきた今日この頃です。
posted by 貞吉 at 15:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月27日

よくいる小僧

喫茶店(という言葉も古くなりましたが)に、若い男が1人で入ってきました。

(その若い男、彼の思い込みのイメージは、キムタクかダイゴだと思います。
しかし、似ても似つかない小太りの、センスのないTシャツ小僧でした)

何に興味があるのか周囲を見渡した後、空いているテーブル席に座ります。

「な、なに? 何ごとだ」 周りの客がびっくりするほど、
その小僧はドカッと大きな音を立ててソファーに腰を落とします。
そして背中をズルズルと下に潜らせ、次に両足をダーッと前に投げ出します。
お尻がソファーからはみ出し、かろうじて背中で体を支えている、そんな感じです。
小僧は座った後、しばらく天井を眺めます。
そして何でしょう、下唇を突き出しフーッと自分の前髪を吹き上げます。

その姿勢で今度はタバコを胸から取り出し、テーブルの上にポーンと投げます。
「いらっしゃいませ」
ここで、女性店員が水を持ってきました。
女性店員はそれ以外何も言わずテーブルに置き、すぐさま下がります。

小僧は上半身を半分だけ器用に起こし、コップに手を伸ばし水を飲みます。
それからテーブルの上に先ほど投げ出したタバコから、1本取り出します。
タバコをくわえた後、また背もたれに、ガーッと倒れこみます。
胸ポケットからジッポーのライターを取り出し、火をつけます。
ことさら大きな音をたててジッポーライターのフタを閉めます。

小僧は前に置かれたテーブルを、足でたぐり寄せようとします。
ガガガガーッとテーブルが音をたてて手前に動きます。
おそらく灰皿を近くに、たぐり寄せたいと思っているのでしょう。
自分が体を起こせば、わけのないことなのですが。

テーブルは滑りのいい物ではありませんので、素直には動いてはくれません。
とうとうテーブルが手前に傾いてしまいました。
小僧は焦ったようにしてテーブルを押さえます。
置かれていたコップの中の水がこぼれてしまいました。
それを見て何がおかしいのか、自嘲的にフッと笑います。

タバコの灰は人差し指でトントンと叩いて落とします。

「御注文はお決まりになりましたでしょうか?」
先ほどの女性店員がやってきます。
「あーっ、なに?」
なるべく低いトーンで答えよう、そんな頑張りを感じる声でした。

「御注文はお決まりでしょうか?」
「………あぁ。 ホットひとつ」 小僧が答えます。
“あーっ、なに?”って、こいつ耳が悪いんでしょうか。
注文です。 女性店員は普通に注文を聞いただけです。
ここの店員がおまえに用があるとすれば、それは注文だけです。

それに、一人で来ているのに“ホットひとつ”って分かりきったことを。
『ホットは、おひとつでよろしかったですか?』 聞き返せ。
私は思ったのですが、店員は何も言わずにさがってしまいました。

髪を両手で、ガバッとかき上げます。
“ウッ、ウーン、ハン、ハン、ハン” めちゃくちゃ大きな声で咳払いをします。
近くで、寝ている子供を横に、コーヒーを飲んでいる主婦がいたら、
「あんた、いい加減にしな! さっきから、やかましいんだよ!」
絶対に言われたはずです。

タバコをくわえながら、靴ヒモを結び直すようです。
必然ですが、やはりタバコの煙が目に入ったのでしょう。
目が染みるぅ〜、と顔を歪ませます。 当たり前です。

ここでいよいよ、携帯電話を取り出します。

「お待たせしました。コーヒーです」
メールでもチェックしているのでしょうか、全く無視です。

携帯の画面を見ながら、コーヒーをすすります。
「あちっー」 当たり前です。ホットですから。



長くなりましたので、以上をもって観察日記は終了させていただきますが、
私としては、見ていて腹が立つほどパターン化したヤローだなと思ったのです。
でも感心したのは、ここの女性店員です。
そんな態度は、まったく見せないというか、さりげない無視状態でした。
おそらく、こういった小僧が多いからなんでしょう。

学校でウンコをするのは恥ずかしい。
1人で喫茶店に入るのは恥ずかしい。
もしかしたら、同じに考えているのかもしれません。
posted by 貞吉 at 15:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月25日

強きを挫き、弱きを助く

会議でも、揉め事でも、やっと終わったかという時に話をぶり返す人。
いませんか?


弘治三年。
上杉謙信と武田信玄が川中島で睨み合いを続けていた頃。
遠く離れた九州の地においても豪族同士の争いが起きていた。

東軍の大将は東山康臣。その兵力は六千人。
対する西軍の大将は西村忠継。兵力は同じく六千人。
まったく互角の戦力であった。

東軍側に付いた武将に、田原坂秀秋という民衆から慕われていた武将がいた。
先々代からの言い伝えである『強きをくじき、弱きをたすく』の教えを忠実に、
だからこそ、民衆には決して重い負担を課すようなことはしなかった。

我々、民衆のことを思ってくれている田原坂の殿様が、東軍、西軍、どちらに付くのか、
皆、その動向に注目していた。田原坂が東軍に付いた報を聞くやいなや、
民衆たちの多くは東軍に付くこととなった。


戦はやがて火蓋を切り、七日七晩休むことなく続けられた。
しかし、その10日目。
田原坂秀秋の付いた東軍が、ようやく西軍の大将の居城である、
西村忠継の城を囲み、この戦に終わりを告げようとしていた。


『明日の朝、一気に西軍の城を攻め落とす』
城を取り囲む東軍の兵たちは、最後になるであろう晩に安らぎを得た。
田原坂の殿様を慕うように東軍の兵となった権次郎という者が、
疲れきった表情で語りだす。
「ようやく戦が終わるんだな。ようやくゆっくり眠れるんだな。
戦が終われば、あたたかいメシを女房と子供たちと一緒に食えるんだな」
疲れきった顔からは、自然と笑みと涙がこぼれていた。

周りにいる者たちも皆、同じ様な気持ちであった。
戦に勝ったという喜びではない。戦が終わるという喜びであった。

一方、攻め込まれている西軍の城内にいる雇われ兵たちも、
「俺たちの首まで取られることはないだろう。………戦は明日で終わるんだ」
西軍の兵たちも、東軍の兵たちとは、また違った安堵の気持ちを抱いていた。


陽が昇り、東軍の兵たちが、いざ城攻めをというその時。
東軍の背後から、
「うおーっ、うおーっ」と雄たけびをあげ、攻めてくる軍があった。

掲げる旗には『強きをくじき、弱きをたすく』と書かれてある。
田原坂秀秋の軍であった。


「田原坂軍がひるがえったぞ。謀反だ、謀反だ」
まったく警戒をしていなかった背後を突かれた東軍は、田原坂軍に叩かれた。
統率もままならず、散り散りになって退散していったのである。
東軍の雇われ兵、権次郎はこの時に討たれて散った。


東軍から寝返る形となった田原坂秀秋を迎え入れた西軍は、
体制が整わないままの東軍を追い、攻め続けた。
そして各地の戦いに勝利を収め、ついには東軍の大将、
東山氏の居城を包囲したのであった。
この戦が始まってから20日目のことだった。

『明日の朝、東軍に総攻撃をかけるらしい』
東軍の城を取り囲む西軍の兵たちは、最後になるであろう晩に安らぎを得た。
雇われて西軍の兵となった二三郎という者が、疲れきった表情で語りだす。
「ようやく戦が終わるんだな。ようやくゆっくり眠れるんだな。
戦が終われば暖かいメシを女房と子供たちと一緒に食えるんだな」
疲れきった顔からは、自然と笑みと涙がこぼれる。

立場を逆転された東軍の兵たちも、実は皆、同じ気持ちであった。
自分たちがしたくてした戦ではない。もう戦は終わりにしたい。
長引く戦に、西軍、東軍の雇われ兵たちは、うんざりだった。

「さぁ、一気に東軍の城を攻め落とすか」 西軍の兵たちが立ち上がったとき、
西軍の後方から、
「うおーっ、うおーっ」と雄たけびをあげ、突進してくる軍があった。
『強きをくじき、弱きをたすく』田原坂の軍であった。
西軍の雇われ兵、二三郎はこの時に討たれて散った。



ここいらで作り話はやめますが、
(本当は後、5、6回繰り返すと、おもしろみが増すのではないかと思うのですが)
決して悪い人とは言いません。 悪い人とまでは言わないのですが、
「あなたをだいぶ攻めた言い方になっちゃったけど、でもね、私思うの。
あなたの言い分にも一理あるのよ。決して間違っているわけじゃないと思うの」

『えーっ。………どっちの味方なんだよ。
なんで、やっと終わった話をぶり返すんだよ〜』
事態をややこしくする人って、いつの時代にもいるんですね。
私、思うにあの人、田原坂秀秋の子孫に違いありません。
posted by 貞吉 at 21:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月23日

押し出し

夕方の6時ごろの道路は、帰宅の車などで大変に混雑します。
会津の場合、都会ではないので、市内から出て行く車、市内に戻ってくる車、
対向車線ともども、それなりの混雑を見せるわけです。
その混雑する道路のとんでもないところで、
なんと右折を試みるバカがいたのです。
片側2車線の右レーンでした。
信号もない中央分離帯の切れ目で、いきなりウィンカーを出して止まったのです。

「あっ、このバカ! こんなところで」
真後ろを走っていた私は慌てました。
なんだか走る様子がおかしいなとは思っていたのですが。
私を含め、後続の車たちは、たまったもんじゃありません。

「前の方にバカ車がいて、とんでもないところでウィンカーを出してるぞ」
走りながら、そういう状況を察知できたのであればタイミングを見計らって、
隣の左レーンに移ることもできたでしょう。
しかし、バカ車のすぐ後ろについてしまった私を含め、
ひとたび止まった状態になってしまったら、簡単には隣のレーンには移れません。
左レーンの車は、バカ車のせいもあって、数珠つなぎ状態で走っているのです。
「俺もそっちの左レーンに入らせてくれよ」と、
もし左ウィンカーを出したとしたら、それだけで
ビッービッーとクラクションを鳴らされるに違いありません。


対向車線も2車線ですが、こちら側と同様に車はひっきりなしです。
車の流れが途切れる状態には、なかなかなりそうにありません。

ちなみにバカ車が、何をしたかったのかを先に言いますと、
反対車線の道路沿いにあるパチンコ屋に入るのが目的だったのです。
パチンコをするために、横着にも中央分離帯の切れ目から入ろうと、
渋滞を引き起こし、自分の思いというか、我を通そうとしていたわけです。

仕事が終わって、どこへ行こうが勝手です。
しかし、他人様にこのような迷惑をかけてまで、それは許せません。
どこか信号のあるところで右折なり左折をして、そこで回ってくればいいのです。


「やっぱ、この時間帯だと無理があったかな」
バカ車のドライバーもそんなことを考え始めたのでは? 私は思いました。
いい加減に諦めて、車をまともな進路方向に向け走り出すのでは。
そう期待したとき、このヤローはタバコを吸いだしやがったのです。
なんだかこっちは無性に腹が立ってきました。
なんでこんな自己チューなヤツに付き合い、
おとなしく停車し、待っていなければならないんだ? そして、ふと思ったのです。

「………! 押してやろうか」
ビュンビュン車が流れている対向車線に押し出してやろうかと思ったのです。



前のバンパーを使って、相手の後部バンパーをグリグリ、グリグリ。
できれば相手が気が付かない程度に、静かに優しく押してやるのです。

「えっ? なんだ? ………えっ? お、おい。………後ろの車、何やってんだよ」
気がつかれてしまったのならしょうがありません。開き直ります。
薄ら笑いを浮かべながら、グリグリ、グリグリ、じわじわ、じわじわ、押し続けます。

「あ、あぶないって。 対向車が来てるんだぞ! おい、やめろ!」
そんな雰囲気を見ていると、知らず知らず、こちらの精神もたかぶってきます。
もう、とことんやるしかありません。
「ケケケ。おまえは肛門の出口にふさがる、ウンコの塊だ。邪魔なんだよ。
おまえさえ、いなくなれば俺も、後ろの車たちも皆がすっきりするんだよ」
バカ車のドライバーが、身に迫る危険から後ろを、こちらを見ます。
「早くパチンコがしたいんでしょう? だから、俺が近づけてやるって。
なんだよ、怖い顔して。 親切でやってんだよ、こっちは。 えっ? なに?
な・に・を・か・ん・が・え・て・い・る・ん・だ?
フン。 何を考えているのかって、それはオマエだよ、バァーカ。ケケケ」
ゆっくりと、じわじわ、じわじわ、グリグリ、グリグリ、押し出してやるのです。
「やめろー! やめてくれ! 対向車にぶつかるぅーーーーー!」


というようなこと、同じ状況にあったとき思わなかったですか?
やったことがありますか、とまではさすがに聞きませんけれど。

反対車線にあるパチンコ屋やコンビニに、
他人の迷惑を考えずに入ろうと、気軽にウィンカーを出す方。
いつなんどき、キレた後続車に出会うか分かりませんよ。
posted by 貞吉 at 21:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする